皆さんこんにちは!
先週、無垢床パート①として、無垢床のメリットデメリットについてお話しました。
>>>パート①はこちら!
今週は無垢床に使われ木の種類と特徴についてざっくりと解説したいと思います!
同じ無垢のフローリングでも木の種類によって大きく変わってきますので、
ポイントを押えて、どの木が自分の家に合うのか考えてみましょう。
広葉樹
まず、無垢材は大きく「広葉樹」と「針葉樹」の二種類に分けられます。
名前の通り、葉っぱが広くて丸い木と尖っている木です。
これらは葉っぱだけでなく、木材としての特徴も変わってきます。
広葉樹は木は「硬い」のが特徴で、そのおかげで耐久性が高い木になります。
ここでは代表的な種をご紹介します。
ナラ
まずはナラ材です。国産・海外産共に希少とされており、柾目に現れる独特の虎斑模様が特徴です。
経年による変化を楽しみたい方に好まれる木です。
また、硬い耐久性に加えて、液体が染み込みにくい高い耐水性も備えています。
ナラ材とオーク材は見た目がよく似ていることから同じ木とされることがありますが、
ナラ材の産地は日本やロシア、オーク材はヨーロッパや北米が産地となっていて、
少し違いがあるそうです。
ブナ
ブナの木材は材質が非常に硬く粘り気があり、さらに弾力性もあるので曲げに強いのが特徴です。
その硬い特徴から重い家具を置くのに最適な樹種になります。
チーク
黄褐色で高級感があるのが特徴の樹種になります。
湿度変化による伸縮が他の樹種より少なく、日焼けすることで、色が深くなり味わいがでてきます。
フローリング材としては若干硬い部類になります。
ウォールナット
濃淡のマーブル模様が高級感を感じさせる樹種となっています。
無垢材の中でも比較的高価な素材になります。
硬い耐久性を持ながら、精密で狂いの少ない加工がしやすい特徴があります。
フローリング以外でも、グランドピアノなどの精度が必要な楽器にも使われます。
針葉樹
続いて、針葉樹です。
針葉樹は広葉樹とは逆に、柔らかく肌触りが良いのが特長になります。
また、加工がしやすく、構造材によく使われています。
ただし、デメリットとして傷のつきやすさが挙げられます。
その傷を味わいとして受け入れられる方にはいいかもしれません。
スギ
軽くて柔らかく、加工しやすい樹種になります。
日本で最も使用されていて、断熱性も高いという特徴があります。
冬場にひんやりしないのはいいですよね。
ヒノキ
独特の香りと調湿性が特徴の材です。好きな方にはリラックス効果のある香りですが、
中にはニオイが苦手な人もいるでしょう。
針葉樹ではありますが、硬く耐久性があり、「ヒノキ風呂」からも分かるように、
水濡れにも比較的強いです。
その優れた特徴から、金額は比較的高くなっています。
パイン
パイン材は衝撃吸収力が高く、足腰への負担が少ないのが特徴です。
子供やお年寄りが転倒した際も他の材に比べてケガをしにくいです。
また、流通量が多いことから、他の無垢材と比べて安く取り入れることができ、
コストパフォーマンスが高いです。
ただし、柔らかいので傷がつきやすく、調湿効果で反りが出る点は知っておきましょう。
以上、今回は無垢床に使われる樹種の紹介でした!
この記事が皆さんの家づくりの参考になれば嬉しいです♪
龍場