皆さんこんにちは!
先週、気密についてのお話しで、気密とは何なのかについて解説しましたが、
気密が高いと何がいいのか。
逆に困ることはないのか。
今週はそんな高気密住宅のメリットデメリットについてお話しをします。
気密ってなに?って方はぜひ先週のブログをご覧ください。
高気密のメリット◎
・遮音
隙間が少ないので外の騒音の遮音性能も高くなります。
反対に室内の音も外に漏れにくいので、ご家庭の生活音などで周囲への気遣いが少なくなります。
・ヒートショック
室内の空気が外に漏れず家の中で循環することによって、各部屋の温度差が少なくなります。
これによってヒートショックという恐ろしい現象が発生し難くなります。
ヒートショックで亡くなる方は車の事故以上に多いと言われていますので、対策しておきたいポイントです。
・光熱費削減
空気が外に漏れないので、冷暖房の効率が高くなります。
それによって光熱費の削減になります。
近年はこんなご時世ですので、光熱費削減はありがたいですね。
・換気
隙間がなく室内で空気が循環することで、効率的に室内全体の換気を行うことができます。
高気密のデメリット×
・建築コスト
シンプルにお金がかかります。高性能な家になるのでこれは仕方がないです。。。
・内部結露
冬によく窓が結露しているのを見かけるかと思いますが、内部結露とは壁の中で結露することです。
そう、壁の中の結露なので目で確認することが出来ず、知らず知らずのうちに壁の中で柱が腐っていたということも、、、
これは高気密で隙間がないので、室内の湿気が壁の中に侵入し、壁内で結露が起こってしまうのです。
対策は換気。
内部結露は目で確認できないので常日頃からしっかりと換気をするように心がけましょう。
・におい
空気が室内に留まることで臭いがこもりやすいです。
しっかりと換気をして対策しましょう。
・石油ストーブ
石油ストーブは室内に一酸化炭素を排出しますので、高気密住宅では一酸化炭素中毒の危険性が高くなります。
ですので、石油ストーブは使えません。
エアコンの暖房などを活用しましょう。
・乾燥
外部からの湿気の侵入を防ぎ、かつ上記の理由でエアコンを多用するので、室内が乾燥しやすいです。
洗濯の室内干しにはとてもありがたいのですが、過乾燥にならないように加湿器を使って湿度を管理しましょう。
加湿器も高気密住宅では効率的に加湿することができます。
以上、今回は高気密のメリットデメリットのお話しでした!
この記事が皆さんの家づくりの参考になれば嬉しいです♪
龍場