みなさんこんにちは。
昨日、お客さんが所有している「田んぼ」の活用について、現地確認を兼ね軽くお話をしてきました。現在、田んぼはやめて家庭菜園に利用されていました。
現在は農家も減少し、大規模でないとお米を作っても「赤字」だそうです。
しかし、作らなければ費用が掛からないわけではなく「固定資産税」「除草費」など、意外に費用が必要です。なので、田んぼを貸してお米を作ってもらい「管理」をしてもらう地主さんが多いようです。
以前は田んぼを貸す地主さんが強く、「8:2」ほどで出来たお米を分配していた事もありましたが、現在では逆転し 地主さんの方が少なく、更に借主に管理をして頂いていることもあり、年末年始などにご挨拶へ行かれるそうです。
昨日のお客さんが所有している田んぼは「市街化区域」内で、「固定資産税」がとても高額だそうです。市街化区域とは、市街化を促進する地域であり、できるだけ農業をしてほしくない区域を指します。
そういった区域の田んぼを活用せず寝かしておくと「税金」と「管理費」ばかりが蓄積し、いずれ相続の際には莫大な相続税が発生して結局売却しなければなりません。
お客様にお勧めした活用方法として、「売却し収益を投資信託で運用する」方法です。例えば 8,000万で売却できたとして、年利4%の投資信託で運用すれば年間320万の運用益が発生します。翌年には8,320万を4%で運用すれば332.8万の運用益が発生します。
毎年4%ずつ確実にとはいきません。4%以下の年もあるし、逆に4%以上の年もあります。10年、あるいは20年など、長期でならした場合の仮定です。
「土地を運用する」と聞いて一番に思いつくのは「駐車場」「アパ―ト」が思いつきますが、意外に管理等の苦労が多いのも現状です。
こういった運用方法もご検討いかがでしょうか。
川上