みなさんこんにちは!
今回は、建築部材の「巾木(はばき)」について詳しく解説します。
巾木って何?
打ち合わせの際、「巾木って何ですか?」と聞かれることがあります。
家の内装に使う部材ですが、実はあまり名前を知られていません。
部屋の写真を見ながら、どれが巾木か見てみましょう。
ご覧いただくとなんとなくお分かりいただけると思います。
巾木とは、壁と床の取り合い部分に設置される部材のことです。
ではどうして、壁の下に巾木が取り付けられているのでしょうか?
実はただの飾りではなく、役割があって取り付けられています。
巾木の役割①
巾木の役割は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、壁を守る役割です。
みなさまも経験があると思いますが、
床の隅は、掃除機やモップがぶつかってしまう所です。
汚れや衝撃に耐えれるよう、巾木が取り付けられています。
何かぶつかるたびに壁が破損して、毎回修理するとなると大変ですよね。
壁紙剥がれ防止にもなっています。
巾木の役割②
2つ目は、壁と床との隙間を埋める役割があります。
下の図をご覧ください。
壁と床、巾木の断面図です。
地震などで振動や力が加わった際、
力を逃すために隙間を設けています。
巾木がない状態だと、
隙間にゴミが溜まりやすく見た目もよくありません。
まとめ
今回は、巾木について解説しました。
巾木には、実はしっかりとした役割があり、
部屋の雰囲気も左右する重要な部材でもあります。
巾木の色は、壁に合わせるケースや、
フローリングに合わせるケースもあります。
インテリアの重要な要素にもなりますので、
巾木にもこだわって素敵なお家にして下さいね!
上田